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微小粒子状物質(PM2.5)の測定機器2

<標準測定法(フィルタ法)>

フィルタ法は、現地での捕集と実験室での秤量が必要になり、それぞれに厳しい条件が設定されています。もっとも基本的な測定原理なので、機械的な誤差が少ないことが特徴、利点といえますが、毎日のフィルタの交換や秤量などの人的作業が必要なことが欠点といえるでしょう。また、季節ごとに1 – 2週間程度の測定となった場合、年平均値としての代表性の担保も難しいところです。

  • 捕集
    pm25_kiki_2  PM2.5の捕集は、分粒装置の性能が決め手になりますが、特に注意しなくてはいけないのが大気の導入部分です。
     これまで、常時監視局などではSPMは塩化ビニル製のホースを用い機器へ導入していましたが、分粒装置に達するまでの損失を極力押さえるためには、機器上部に採取口を配置する必要があります。そのため、写真のように外部へ直置きか、測定局舎内に収納する場合には真上に配管用の穴が必要となります。もちろん、これは自動測定機の場合でも同じです。
     標準測定法の機器例としてはFRM-2000(Thermo)というものがあります。これは、現在、環境省の調査で使用されています。
     現地作業としてはフィルタ交換をおこなうことになります。
  • 秤量
     秤量は、相対湿度35±5%、気温21.5±1.5℃で24時間以上放置した後、1マイクログラムまで量れる天秤を用いなければなりません。
     当然、標準測定では厳しい精度管理も求められています。
     湿度35%のクリーンルームについては、別の記事で紹介したいと思います。
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    pm25_kiki_3

微小粒子状物質(PM2.5)の測定機器1
微小粒子状物質(PM2.5)の測定機器2
微小粒子状物質(PM2.5)の測定機器3

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