2008年03月31日

環境中の医薬品の存在(PPCP): 最後に

7. 最後に・・・

微量化学汚染物質として今までに注目されてきた物質には、環境ホルモンやダイオキシン類などが思い浮かびます。
今回は注目を集めつつある医薬品類について語ってきましたが、他にも近年注目されている物質にPFOA(Perfluorooctanoic acid)とその関連物質があります。PFOAは撥水機能や潤滑機能に優れたフルオロポリマーの製造過程において使用されます。フルオロポリマーの仕様用途には調理器具の焦げ付き防止(いわゆるテフロン加工)などがありあます。またカーペットや皮革ソファなどのコーティングに使用されるフッ素テロマーの分解物でもあります。大手製造メーカーを有するアメリカでは、暴露経路は明らかになっていませんが、人の血液中からも比較的高濃度で検出されました。PFOA関連物質には生物濃縮性があって分解しにくいものもあります。日本でもつい最近、このPFOAによる河川の汚染に関する記事が新聞報道されました。
テフロン加工は今や欠かせない存在!とまでは行きませんが、やっぱりフライパンはテフロン加工じゃないと・・・という人はたくさんいると思います。現代は何かと便利なものがたくさんあふれていますが、「便利な分の見返りは必ずくるものなのかー」と改めて考えさせられてしまいました。


国内外での研究報告
環境中の医薬品の流れ及び汚染実態
分析方法及び測定方法
最後に

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