シアトルマリナーズのイチロー選手が大リーグ新記録となる9年連続200安打を達成したが、以前ある記事を見て、記録の更新を危惧したことがある。
イチローの使用しているバットの素材はアオダモという木材を使用しているが、そのアオダモの角材のストックが1年分しかない状態が続いているということであった。
もしバットの素材が変わってしまったら、調子を落とすかもしれない、いつものバッティングが見られなくなるかもしれない、そう思ったものである。
幸いアメリカでは植林と伐採が厳しく管理されており、輸入に頼れば供給に問題はないそうだが、日本においては1年間でおよそ10万本以上の木製バットがプロ野球および大学野球の公式戦で使用されており、その大部分が北海道の天然林にあるアオダモの木でまかなわれているそうだ。
アオダモが成長しバット材に適した大きさとなるには70年以上の年数がかかるため、野球の発展、環境問題を考えたとき、民間と行政が連携し計画的な植樹計画などを立てる必要があるのではないかと思う。
ちなみに以前このコラムで紹介させて頂いた、「NPB Green Baseball Project」は継続しており、今年度は照明エネルギー消費などの電気量の削減を目的として、電力削減量は210,694kWh 、CO2換算では約117トン(アオダモ約4万本、栗の苗木約300万本が吸収する量に相当)を目標に掲げている。
(池上)
● NPB Green Baseball Project 温暖化防止活動スローガン