先日、横浜市港南区某所に家族で蛍を見に行きました。
その場所は、ボランティアの人達が年間を通していろいろな整備をして蛍が生息できるように環境保全活動を行っているようです。
その場所で蛍が見られることは、だいぶ前から知っていたのですが、夜にならないと蛍が見られないこともあり、子供たちがそれなりに歩けるようになるまでなかなか見に行くことが出来ないでいました。今年は、子供たちの強力なリクエストもあり、まだ昼間の明かりが少し残る時間に家族全員で出発しました。
現地に着いた時には、まだ薄暮が少し残る時間でしたが、子供から大人まで幅広い世代の人達が集まっていて、ちょっとした人だかりになっていました。ボランティアの人達が紙芝居を使って、子供たちに蛍を観察するときの注意点の説明や、蛍からのお願いが書いてある団扇を配付していました。
蛍からのお願いは5点ほどありました。
蛍より、見に来る人の方が多いから、1人が1匹づつ連れ帰っただけでも蛍がみんないなくなってしまうよ。
光は蛍の言葉。ライトを照らすと蛍たちの会話ができなくなるんだ。携帯の液晶で照らしたり、カメラのフラッシュもやめてね。まぶしくて目がくらくらしちゃう
土の中には蛍のさなぎがいて、水辺の草やこけにはたまごがあるんだ。
たばこは山火事のもと。蛍が間違えて「飛んで火に入る夏の虫」なんてことも・・・
鳴く虫、カエル、フクロウなど森の生き物たちや近所の方の暮らしを邪魔しないでね。
このお願いを家族で確認してから、蛍の観察に向かいました。
少し歩いたところで、子供たちが蛍を発見。このときは暗くなりきっていない時間帯だったせいか、一匹ずつまばらに光っている感じでした。
しかし、だんだん奥に向かって歩いて行くと、少しずつ蛍の数も増えてきて、蛍が空中を舞う姿も見ることが出来ました。暗闇の中に、蛍の淡い緑色の光が明滅しながらゆっくりと舞う様子は、本当に神秘的でした。子供たちも、初めて蛍を見て感動していました。
ただ、残念ながら、蛍の数は、それほど多いわけではなく、「乱舞」しているという感じではありませんでした。
横浜市内で蛍が生息しているところって、もう数えるほどしかないのでしょう。そういうところが無くなってしまうと、横浜で蛍を見ることが出来なくなってしまう。
これからも横浜で蛍が見られるようにするには、地道な環境保全活動がすごく重要なことなんだ。そんなことを考えながら、家路につきました。
子供たちとは、来年もまた蛍を見に来ようと約束をしました。
(織間)