9月23日付のインターネットのニュースに『オーストラリア・シドニーが9月23日朝、黄砂ならぬ「レッド・ダスト(赤砂)」にすっぽり覆われた。内陸部の砂漠から赤い鉄分を含む砂ぼこりが吹き寄せて起きた現象で、気象庁によると過去70年間で最悪の砂嵐だという。』という記事が載っていた。
日本でも春先には中国からの黄砂が飛来するが、中国を含め現在の世界の砂漠化の現状がどうなっているかご存知だろうか。
まず、砂漠化とは、1996年12月に発行された「砂漠化対処条約」の第一条に「砂漠化とは乾燥もしくは乾燥の程度の弱い半乾燥、および乾燥半湿潤地域における気候上の変動や人間活動を含む様々な要素に起因する土地の劣化」と書かれている。
現在、砂漠になりそうな地域を数えると、地球上の約4分の1に相当すると言われている。国連の調査では、毎年約6万平方キロメートルもの大きさで砂漠化が進行しているという報告もあり、砂漠化の波は確実に広がっているそうである(ちなみに6万平方キロメートルは九州と四国を合わせた面積に匹敵する)。
砂漠化の原因については、「砂漠化対処条約」の第一条にも書かれているように自然環境による砂漠化と人間の作用による砂漠化に大別される。自然環境によるものとしては、気候変動により雨が降らなくなり、乾燥によって砂漠化が進んだことが挙げられる。人間の作用によるものとしては、放牧地の再生能力を超えた家畜の放牧や、過耕作、薪炭材の過剰な採取、不適切な灌漑による塩害などが挙げられる。
砂漠化は現在進行形の事象であり、特に中国の砂漠化は黄砂の飛来とも関係があるため砂漠化について今後も関心を持っていきたいと感じた。
(冬だけ山人)