いわゆる"産業革命"が終結する1860年頃より、地球の平均気温が右肩上がりで上昇しているというのはよく話題になる現実です。
気象庁の生物季節現象の観測によれば、この50年でウメの開花は5.4日、サクラの開花は4日早くなっています。一方、イチョウの黄葉は10.7日、カエデはなんと15日遅くなっています。また、大雨注意報や警報に匹敵するような、日降水量100mmや200mm以上の日数もこの100年で増えています。日降水量100mm以上となる大雨日数は1.2倍に、200mm以上の日数は1.5倍にという具合です。
ところで、「環境危機時計」ってご存知ですか?
旭硝子財団が、地球環境の悪化に伴って人類存続に対して抱く危機感を、時計の針で表示する「環境危機時計」を独自に設定して、人類の危機の度合いを12時間表示で分かりやすく示したものです。世界各国の政府や民間の環境問題に携わる有識者に、環境問題に対する取組についてどのように考えているかを毎年アンケート調査しています。
0時1分から3時までは「不安はない」、3時1分から6時までは「少し不安」、6時1分から9時が「かなり不安」、9時1分から12時が「極めて不安」を示しています。
2006年9月12日に発表された時刻は、これまでで最も進んだ9時17分「極めて不安」になってしまいました。
危機時刻を考慮する際に、懸念材料となった項目としては、やはり「地球温暖化」が最も多く、「森林破壊・砂漠化・生物多様性の減少」「水の枯渇・食糧問題」などが続いています。ちなみに、この調査を始めた1992年には「かなり不安」の7時49分を指していました。
今年の7月豪雨では全国168地点で記録を更新、台風13号では西表島で最大風速69.9m/sを記録、沖縄、九州などの一部では9月の月間平均雨量を超える記録的な大雨となりました。
今起きているさまざまな現象が、「温暖化の影響」といえる判定基準は、
この三つの条件が必要なようです。
いずれにしましても、どんな時でも正しい情報、正しい伝達、そして市民の正しい行動が必要になるのでしょう。 (利)