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自動車騒音の面的評価

【自動車騒音の面的評価とは】

  • 自動車騒音GIS面的評価イメージ1 自動車騒音の評価方法とは
     「騒音に係る環境基準」では、道路に面する地域における環境基準達成状況の評価方法は、「評価対象地域全ての住居等のうち環境基準を超過する戸数及び割合」により評価することとされています。以前の道路端での騒音レベルによる評価(点的評価)に対して、地域全体で評価を行う形式に変更されたことから「面的評価」といいます。
  • 面的評価を行う上で発生する作業
     面的評価を行うには個別の建物ごとに環境基準の達成状況を把握する必要があるため、各建物に関する様々な情報(建物用途、用途地域、環境基準類型、住居戸数など)を収集・管理することとなり、膨大な作業が発生します。
  • GIS(地理情報システム)の活用
     GIS(地理情報システム)とは地理情報を電子データで利用し、レイヤ構造で各種データを重ね合わせて表示・解析を行うアプリケーションのことです。GISを活用することにより膨大なデータの収集・管理を効率的に行うことが可能となります。

【システムの特徴】

  • 建物属性イメージ 建物属性データを自動収集
     株式会社ゼンリンの住宅地図「Zmap-TOWNII」に収録された建物属性データを自動収集することにより、建物の住居戸数や用途などを効率的に取得し、ユーザーの負担を軽減します。
  • 複雑な地形でも対応
    演算結果  評価対象の道路は平坦な道路ばかりではありません。高架道路や遮音壁が設置された道路、道路端から50mの範囲が複雑な地形になっているなど様々な条件の道路について、ある一定の精度のもとに評価を行う必要があります。本システムは株式会社小野測器の騒音予測ソフト「SoundPLAN」と連携することにより複雑な地形でも対応することが出来ます。

【システム概要】

GIS(地理情報システム) ArcGIS(ESRIジャパン株式会社)
データベース Microsoft Access
表・グラフ出力 Microsoft Excel
住宅地図データ Zmap TownII(株式会社ゼンリン)
評価手法 騒音に係る環境基準の評価マニュアル」に準拠
予測手法 騒音に係る環境基準の評価マニュアル」に準拠
ASJ RTN-Model-2003(日本音響学会)に準拠


【関係法令等】


【関連WEBサイト】