市街地の開発に伴い、建物建設が周辺の風環境に及ぼす影響(いわゆる風害問題)を計画段階で検討しなければならないケースが増加しています。
ムラタでは、風環境の予測に汎用の3次元流体解析ソフトを用いています。建設予定の建築物の約3倍の高さを半径とする範囲で解析を行います。解析する風向は、その地域の気象条件を考慮しながら、最大16風向まで解析することができます。弊社の風環境解析は、風速増加領域など建物周辺の風環境の把握、よりよい風環境の設計のための資料、また住民説明会での資料として利用されております。
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予測条件 |
解析 |
出力結果 |
| ・建設予定の建物の情報 ・周辺の建物及び地形の情報 (おおよそ建物高さの3倍の地域) ・同地域の過去の気象データ (風向・風速等) | 流体力学に基づいた 数値シミュレーション 計算機能: ・建設前後 ・防風対策後 ・建設前後比較 ・防風対策前後比較 | ・2次元/3次元 風向別風速ベクトル・コンタ図 ・風向別風速 ・風速累積頻度 ・年間平均風環境ランク ・年間平均風環境ランクコンター |
<某駅前の再開発に伴う風環境予測>
気象庁ビューフォート風力階級により、地域の風分布を解析します。
建設予定の建築物の3倍の高さを半径とする範囲で三次元のメッシュを分割します。
予測結果を図示します。
■気象庁ビューフォート風力階級
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風力 |
地上10mの高さに |
地 表 物 の 状 態(陸上) |
| 0 | 0.3未満 | 静穏。煙はまっすぐ昇る。 |
| 1 | 0.3 - 1.6未満 | 風向は煙がなびくので分かるが風見には感じない。 |
| 2 | 1.6 - 3.4未満 | 顔に風を感ずる。木の葉が動く。風見も動き出す。 |
| 3 | 3.4 - 5.5未満 | 木の葉の細かい小枝がたえず動く。軽い旗が開く。 |
| 4 | 5.5 - 8.0未満 | 砂ぼこりが立ち、紙片が舞い上がる。小枝が動く。 |
| 5 | 8.0 - 10.8未満 | 葉のあるかん木がゆれ始め、池、沼に波がしらが立つ。 |
| 6 | 10.8 - 13.9未満 | 大枝が動く。電線が鳴る。傘がさしにくい。 |
| 7 | 13.9 - 17.2未満 | 樹木全体がゆれる。風に向かっては歩きにくい。 |
| 8 | 17.2 - 20.8未満 | 小枝が折れる。風に向かっては歩けない。 |
| 9 | 20.8 - 24.5未満 | 人家にわずかに損害が起こる。瓦がはがれる。 |
| 10 | 24.5 - 28.5未満 | 陸地の内部では珍しい。樹木が根こそぎになる。 |
| 11 | 28.5 - 32.7未満 | 広い範囲の破壊を伴う。 |
| 12 | 32.7以上 |
※風力階級表の風速は,地表の状態や木などの状態から,地上10mの高さにおける風速を推定し たものなので,地表や木の付近の風速とは異なることに注意が必要である。
出典:「気象観測の手引き」(平成10年9月 気象庁)より作成。